こんにちは!
まーちゃるです。

今日はお休みですが、お仕事に来ています。
今日はちょっと早めに休憩時間にこっそり記事をアップします。

今回は冷却モジュールの組み付けについて説明します。

まずですね、その2で紹介した冷却板とペルチェホルダーもしくはそれらに相当する部品が用意してある前提で話を進めます。

まず、放熱のためのヒートシンクにはペルチェホルダーに締結するためのネジを切る必要があります。
ここではSOCKET370用のCPUクーラーを使用する際のネジ加工位置と寸法の図を示します。


取り付け面に段差のない通常のヒートシンクを取り付ける際も30×53mmでM3ネジを切ればペルチェホルダーに取り付け可能です。
その場合はペルチェホルダーもフラットタイプを使ってください。

ネジはホームセンター等でM3タップとタップハンドルを購入すれば個人で加工可能です。
タップ及びタップホルダーはこんな感じなものです。



M3の下穴径はφ2.5です。
あらかじめタップを切りたい場所にφ2.5の穴をドリルで開けてからタップでネジを切ってください。

以上の準備が出来たところでいよいよ組み付けになります。

ペルチェホルダーに冷却板を奥まで差し込んで



まあ、この工程の写真実は撮っていなかったので厚紙で冷却板の代わりをしていますが(笑)
ホルダー内の冷却板表面に伝熱のためのグリスを付けます。


大体米粒3粒位を目処に冷却板の表面に薄く塗り延ばします。
その上にあらかじめ吸熱側を確認してから、吸熱側を冷却板に接触させるようにペルチェ素子をペルチェホルダーにセットします。
DC線は写真の穴に通して裏側に出します。



上の写真の状態まで組み付けたらぐいっとペルチェ素子を押し込みます。
若干軽圧入になっていますが、奥までしっかり押し込みます。
セット後はペルチェ素子表面にグリスを付けます。


こちらも米粒3粒程度を目処にペルチェ素子表面に薄く塗り延ばします。
裏から見るとこんな感じになっています。


ここまで取り付けたらペルチェホルダーから見えているペルチェ素子表面側(放熱側)にCPUクーラーを取り付けます。
ペルチェ素子表面にヒートシンク面を合わせるようにしてペルチェホルダー裏側からM3×4もしくは6のネジでヒートシンクに固定します。

写真を載せようと思ったのですが、適切な写真がなかったので後ほど準備して載せます。

これで冷却部の組み付けは完成です。
次は配線BOXとの締結になりますが、BOXは色々加工が必要なので加工内容の分かる図面を用意します。

その3は一旦ここまでです。
次はその4に続きます。